音楽の感覚

宇多田ヒカルの原点といえる
曲はタイムリミットという曲だと思う。
理屈や伝えたいこと以前に
ノリで奏でている。
意味はないが意味のある
彼女自身の純粋に音楽を湧き出す
泉があったんだと思う。

やはり彼女の代表作は『ディスタンス』
というアルバムだと思う。

感覚とノリで音楽を形にしている
それこそが彼女の才能。

しかし、研ぎ澄まされた才能ほど
長くは保たないことも事実。

彼女自身、よく調子悪くならなかったな
と、あの歌うたってたら
普通うつになるよな、
と感心もある。

何年も時間をかけて自分なりに悟りを開き
糧になりそれが消化され
感覚的な音楽となる。

ある意味彼女が休業したのは
また良い音楽を作りたい
という動機から出たのではないか。